睦月潮視点で、言葉めぐりがいろんな人とポッキーゲームするのを眺めるだけの小話。
あたしの名前は睦月潮!
17歳JK2。まさに人生花盛り。
今は、なんか放課後にノリで王様ゲームしてみよーって言われて、断りきれず巻き込まれてるトコ!
「じゃあ、2番と15番がポッキーゲームね!」
王様を引いたチサの高らかな命令に歓声が上がる。シラフで王様ゲームとかきみら正気~?って思ったけどまー、やってみると盛り上がるものだ。
青汁イッキすればやりたくない命令は回避出来るってシステムも、コンプラみあって高評価。
アレ見た目より飲めるタイプのヤツだし?
……逆に、”通った時はお互い合意してる”ってことになるのもエロくていいじゃんと、しお的には思っちゃったり。
なーんて。
思考が飛んで気が抜けてたので隣のめぐりの番号を確認しとくの、すっかり忘れてて。
「えっ、2番私……」
完全にやらかしてしまった。
だるそうな命令当たったらこっそり代わったげようとおもってたのに。
①ただのクラスメイトの場合
「15番俺だー! マッジかぁめぐりとかぁ」
声を上げたのは、クラスメイトの……誰だ? 佐藤くんかな? 佳奈と瑠美香が好きって言ってた、確かサッカー部の。
「そっ、そもそもポッキーとか用意してるの?」
「ちょーど持ってんのよね~! はいどーぞ」
「わ……」
チサにポッキー箱ごと渡されて、めぐりは困りきったカオであわあわしていた。ああ……ぼのぼの汗の幻覚が見える。かわいい。
対する佐藤くんは……おー。「まあ俺はぜんぜん青汁選ぶつもりではあるけどめぐりがやっても良いって言うならやらないでもない」顔だ。キショいな。
めぐり、振る舞いが所謂”彼女にしたい感じ”じゃないだけで顔はかわいいから、そうなるのも理解はするケド。
「ぁ、あのー……」
真っ赤な顔して、自分自身が一番困ってる癖にたぶん配慮が混じった声で、めぐりが小さく手を挙げて。
「盛り上がってるのにごめんだけど、青汁で……も、いい? あの、佐藤が嫌とかではなくてね! 流石に、あんま喋った事とかもないし私達……ね!」
「佐藤もそっちのがいいでしょ?」なーんて言われたら流石にそれ以上はなんも言えないよね。お生憎さま~笑
ちなみに青汁飲んだ後のめぐりは、爆速で自分の鞄に飛んで行って涙目でアポロ食べてた。よしよし……あとでキャラメルあげるからね……。
②半田朔の場合
「うわ。」と声がしたので視線を向けると、見慣れた赤髪が目に入った。
なーんだ、さくパかぁ~!
「15番オレだわ。青汁で」
「さくパかぁ! おっけー、青汁で」
あまりにも平和で逆にウケる。
さくパとめぐりでこうなるのは予定調和なので、周りも青汁イッキコールの方にご執心だ。
ちなみに青汁飲んだ後のめぐりは、爆速で自分の鞄に飛んで行って涙目でチョコパイ食べてた。よしよし……あとでポイフルあげるからね……。
③睦月潮の場合
って、いやいや、15番ってフツーにあたしじゃん。うれし~。
「は~い、15番あたし!」
片手でぶい、とピースサイン。もう片方の手をひらっと挙げて。
「しおちゃん!」
ピコン!と頭の上にビックリマークを浮かべてから、すかさず「よかった~」とふにゃふにゃ抱きついてくるめぐりはどえらいかわいい。家に持ち帰って抱き枕にしたい。
「んーで、肝心のポッキーは?」
「ちょーど持ってんのよね~! はいどーぞ」
「んっふ、チサ準備よすぎでしょ」
「まあねん」
キャッキャしながらポッキーを受け取ってバリバリ箱を開ける。
「残りもらっていー?」
「えっ? 普通にみんなで食べよーよ」
「あそっか、ゴメン」
めぐりにあげたら喜ぶな、と思ったんだけど、やっぱダメか。
箱から袋を出さないまま封を切り、見慣れたチョコ付き棒型クッキーを1本だけ抜き出して。
残りは机に置いて、チサの方へ押し出してスライドさせた。
「者共くらえ~!!」
なんつって残りのポッキーをパーティー開けしてるチサを横目に、めぐりに耳打ちする。
「あたしとちゅーするの、やじゃない?」
「え、ぜんぜんだいじょぶだよ。しおちゃんは平気?」
けろっとそんなふうに返してくるから。
あーあーあ! めぐりにとってのあたし、ひっくり返そうがシャカシャカ振ろうが未来永劫ただの友達なんだなーって、クラクラしちゃう。
「平気にきまってるじゃ~ん」
「うりうり」って空いた手でわしわし頭を撫でるあたしと、「ひゃー!」って明るい悲鳴をあげながらボサボサになるめぐり。なんてステキないつものあたしたち。
「最初にくわえるの、チョコ側がいーよね」
「どっちかっていうとそだね」
「おけ~。ポッキーいっぱい食べたい?」
「ふ、ははっ、そんなことまで気にしないでいいよー! あとで食べれそうだから大丈夫」
ふにゃ~っと笑う顔、すき。
薄い唇も、小さい鼻も、上向きではないけど長いまつ毛も。
触ると意外とかための髪も、底まで澄んだかわいい声も、みーんなだいすき。
「じゃ、あーん」
ポッキーのチョコ側を差し出すと、めぐりは素直にそれをくわえてあたしを見上げる。
身長差のせいでめぐりに気持ち上を向かせちゃってるのに気づいて姿勢を落とした。くるしくないかな。へーき?
同じ高さ、まっしょうめんから、めぐりと目を合わせて。
晴れの日に森の中で寝転んだ時の景色そのまんまみたいな、きらきらの翠色にあたしだけが映る。
ねぇ。あたし、どんなカメラアプリで撮った自撮りもあんまり好きになれないけど、めぐりの瞳に映るあたしのことはすきだよ。
心のなかで呟いて、ポッキーの、めぐりがくわえてない側を口に挟む。
チサが「スタート!」と手を叩いた瞬間、めぐりが目を閉じちゃったので、あーあって思う。
……めぐりは、いざこの体勢になると流石に緊張するみたいで、ぎこちな~くポッキーを食べ進めていた。
あたしはじっとその顔を眺めながら、ただめぐりのことがすきだなあって思ってる。
ねぇ。校外学習のお土産に買ったお揃いのキーホルダー、色違いのウサギのやつさあ。
見る度「友達!!!!」って叫ばれてるみたいでむしゃくしゃして壊しちゃったのに、「失くした」って嘘ついたらめぐり、次の次の日くらいに不格好なウサギもどきを作ってプレゼントしてくれたじゃない?
きっと罪悪感を感じるべき!なんだろうけど、あたし、思うのはうれしいばっかりだった。
伝えたら怒る?それとも落ち込むかな。
きっと許してくれるんだろうなぁ……。
3分の1くらいポッキーを食べためぐりが、たぶん、あたしが動かないのを不審がって目を開ける。
目が合ったことによろこびつつ、不安がらせちゃうのは嫌だから、ちょい大口で一口齧って。残り3cmくらい?
ねぇ。あたし、そういうめぐりのあり方が何よりすきだよ。
バットいっぱいのケーキみたいにふわふわで甘くて。
ご自由にお食べくださいって書いてあるから、「全部めちゃくちゃにしてやる」ってがむしゃらにスプーンを動かして食べ散らかして、とうとうからっぽになって「ざまーみろ」って思ってたら「おかわりあるよ~」ってぽけぽけ微笑まれるような。
それにムカついて、ひっくり返したり投げたり踏みつけたりしても、しゅーんとしながらあたらしいケーキを差し出して来るような。
左手はめぐりの膝に置いて、右手をめぐりの頬に添えて。
結局ちょっと上向かせちゃうな。体勢的に仕方ないか。
もう一口。
唇がくっついて。
しっとりふわふわしてる。めぐり、あたしがあげたリップちゃんと使ってくれてるもんね。なんか泣きそうだ。胸がきゅーっとするし、指先が冷たい。頭の奥がぴりぴり痺れて、ねぇ、ねぇ、もう一口だけ、って思うけど。
例えば雛とかあみとか、1周まわって藤華くんならネタで済む。
けど、めぐりはダメだ。
ぜんぜん。……ぜんぜん、わらえないから。
――理性で唇を引き剥がす。
せめてもの抵抗に、ちゅっとリップ音を残して。
あたしたちの百合ちゅーを安全圏で鑑賞していた野次馬どもは、きゃーとかひゅーとか、いろいろ投げかけてくる。マジでうるさい。
「ご感想は!」とかの最悪すぎる質問にテキトーに返事しながら、あたしはこの数秒の記憶を忘れないよう、何度も何度も何度も何度もリプレイしていた。
「びっくりした……しおちゃん急に動くから」
クラスメイトがだるくても、ほっぺたを赤く染めてへなへなしてるめぐりはとってもかわいい。加えて、あたし相手に照れるめぐりなんて激レアも激レアだ。
こっそりスマホを向け、無音カメラで撮影しておく。
あたしたちのキスの動画とか写真も、誰か持ってるかな。藤華くんに頼めば回してもらえるだろうか。
……それはそれとして。
頭の中でどんなこと考えてたって、悲しいくらいなーーーーんにもかわんない。
「えへ。ごちそうさまでした~!」
ぱやぱや~っとお決まりの笑顔を浮かべて。
ね?
なんてステキな、いつものあたしたち。
④言葉悟の場合
「嘘だろ……」
この世の終わりみたいな声と顔で手をあげたのは、めぐりの同い歳の従兄である悟くん。
別クラだから本来この場に居るはずがないんだけど、なんか通りかかったところをめぐりに呼び止められてなあなあで参加することになったクチ。
「なーんだ悟かあ」
めぐりはほっとしたように息をついて、
「んじゃ、さっさと終わらせよ!」
と、照れも困りも戸惑いもなーんもなく言い放った。うわあ……これはキツい。
実の所、悟くんはめぐりのことが好き……いや、本人はもう諦めたって言ってるけどあれはまだちょっと未練が……でも、なんか最近仲良い女の子がいるらしいって聞いたし一応整理はついてるんだろうけどうーん……。
「いや従兄妹同士のポッキーゲームとかマジ誰得だっつの!!青汁で!!!」
「やだ!!青汁飲みたくない!!!」
「知るか!!舌に触れる前に飲み込め!!!」
「私に出来るわけないでしょうが!!そんな器用なことがッ!!」
ギャアギャア言い争う様子には妙な安定感がある。
クラスメイトのみんなもこの1年間ですっかり見慣れたのか、気づけば微笑ましげな様子で2人を眺めていた。
ま~、みんなは悟くんがめぐりのこと好きなの知らないからね。そこんとこのグロさに目をつむれば、猫同士のじゃれあい的な癒しを感じるのはすごくわかるよ。
なんなら喧嘩をお茶請けにお茶飲んでる子もいる……と思ったら藤華くんだった。
いやきみは悟くんがめぐりのこと好きなの知ってるじゃんね。趣味わるぅ~。
ゆーてあたしも、悟くんにはもーしわけないけど、2人が恋仲になるビジョンがミリも見えないからこそこんなにのんのんと眺めてられる訳なんだけど。趣味悪なかま。いぇ~い。
「そもそもポッキーなんて誰も持ってないだろ」
「あ、それはウチが持ってる~」
チサがポッキーを差し出した瞬間、
「あ”ーーーーっ!!手が滑った!!!!」
悟くんがポッキーの赤い箱に綺麗なフォームで正拳突きをおみまいした。
パァン!と響く破裂音と、何かがくだける音。
ふっ飛んだポッキーは黒板に叩きつけられ、ぽとんとチョークを置くところに落っこちた。か、かわいそう……。
「うおー、マジすまん。あとで弁償するわ」
悟くんはいつも通りのぬろーんとした顔でそう言って、ペシャンコになったポッキーを拾い上げる。
なんか腕太くなってない?努力・未来・a beautiful star?流石にシュールすぎでは?
正拳突きの勢いと威力がシャレにならなすぎてチサも周りもなんも言えないけど、藤華くんとあたしの2人だけが声を抑えながら爆笑していた。
「ま、これでポッキーゲームは出来な――」
「トッポでよければ私持ってるよ」
……めぐりがカバンから出したトッポは案の定黒板に叩きつけられたし、砕けたポッキーとトッポは一同でおいしくいただいたし、悟くんはお手本のようなリアクションを披露しながら青汁を5杯飲んだ。
⑤図地藤華の場合
「15番、僕だね」
落ち着いた様子で手をあげた人物を見て、あたしは内心舌打ちをする。よりにもよって藤華くんに当たるなんて。
「そっか、藤華か……」
めぐりは、ほんのり恥ずかしげに目線を落とす。
ほっとする程安心もしないし、すぐに拒否るほど抵抗もないし、それでも照れる恥じらいはあって、けど総合して青汁を飲むよりは若干気が楽……ってかんじ?
ダメじゃん!!しちゃうじゃんポッキーゲーム!!
しかも、藤華くんにはなんか色々勢いで押し流してめぐりのファーストキスを奪った前科がある。今首が繋がっていることを奇跡だと思えよこの性根ド腐れ腹黒野郎が。
ぱっと悟くんの方を見ると、悟くんもあたしの方を見てた。目と目で通じ合う。どうにかしなきゃ。でもどうやって?
「ポッキー、前田さんが持ってるの?」
「もち! 命令するからには当然用意してるよ~」
あたしが悟くんとどーするどーするってアイコンタクトを交わしあっている内にも、藤華くんはチサからポッキーを入手し、席を立ってこちらへ近づいてくる。
「えっ、あっ、心の準備が……」
「まあまあ。長引かせても仕方がないし、さっと終わらせちゃおうよ」
藤華くん、すたすた歩きながら、ちらっとあたしの方を見て。
目が合った瞬間、すうっと目を細めて、笑った。
は?
……ムカつく。何?ホント信じらんない。何様のつもりだよ。別にめぐりのこと好きじゃない癖に自分がめぐりにとって一番”そう”だからって調子乗ってつけ込んで。情けないと思わないのかよ。マジでキモい。死ねばいいのに。
悟くんもそう思うよね?ってふっと視線を向けると、普通にバチギレしてるっぽかった。おめでと~藤華くん、今日がお前の命日だ。
なんて瞬間沸騰機ばりにあたし達が殺気立つのをよそに、藤華くんはめぐりの席の近くの椅子を適当に引っ張ってそれに座ると、手元の箱を開けポッキーを1本取り出した。
とりあえず殴る?それかポッキーを奪う?どっちにしても騒ぎになっちゃいそうだし一体めぐりがなんて言うか……。
藤華くんは、あたし達には視線ひとつもよこさないまま、どういうつもりなのか「王様~」とチサに声をかけた。
「はーい?」
「これって先に口を離した方が負けなんだよね?」
「YES!」
「片方だけが負けた場合、負けた人だけが青汁を飲むことになるのかな?」
「そだね~」
藤華くんは、チサの答えに、にっこり「ありがとう」を返して。
「じゃ、頑張ってねめぐりさん」
と応援の一言をのこして、自分一人だけしれーっとポッキーをくわえてしまった。
……なるほど。なるほどね。
本当に性格が悪いな。
この場合。
めぐりがポッキーゲームを開始しなければ、藤華くんとめぐりは2人とも青汁コースになる……けど、「僕は青汁よりポッキーゲームがいいよ。でもめぐりさんに任せるよ」と、選択を投げられて”始めない”を選ぶのは、きっとお人好しのめぐりには難しい。
そもそも、積極的にしたい訳じゃないだけで、めぐりは藤華くんとポッキーゲームをするのはたぶんそんなに嫌じゃないんだよね。すごいムカつくけど。
で。
一旦ゲームを初めちゃえば、藤華くん自身は口を離す気なんて更々ないから負けようがなくて。
残るパターンは、めぐりが恥ずかしさに負けて1人で青汁をすするか、最後まで頑張ってちゅーすることになっちゃうかの2択。
それでもって!
もしちゅーすることになっても!!
あくまでめぐりが食べ進めた結果そうなっちゃっただけだから!!!
あたしと悟くんが藤華くんをガン詰めしたらめぐりが全力で庇いに入ることになるってワケ!!!!
ファーストキスの一件の時みたいにね。はは。笑えねー……。
「めぐり、むりすることないよ~」
「無理っていうか……急で混乱してるだけっていうか……」
ダメもとで声はかけてみるけど、もうこれは根っこのとこではやるつもりのやつだ……。おしまいだ……。
あたしの予想通り、めぐりはそれから10秒くらいの間はまごまご迷うそぶりを見せてたけど、心が決まったのかぱくっとポッキーをくわえて、きゅっと目を閉じさくさくと食べはじめてしまう。
性根ド腐れ腹黒野郎は、自分からは1口もポッキーを食べ進めることなく、ただ愉しそうな目でめぐりのことを眺めていた。
外野はそんなあたしたちの心の動きなんてつゆ知らず、はやし立てたりなんだり好き勝手してる。
怒りを通り越して涙が出そうだ。
残るポッキーが、3cmを切ったあたりで、せめて目の当たりにするのは避けたいなって席を立とうとした、その時。
「……っ、くしゅん!」
ぱっと藤華くんがポッキーから口をはなして、腕で口を抑えながらくしゃみをする。
拳を握りしめて見守っていたオーディエンスも、あたし達も、めぐりですら、全然予想してなかったので、思わずポカーンとしてしまう。
「う、うわぁ……! くしゃみのせいで負けた! 絶対これで青汁回避と思ったのに……」
静まり返った教室の中によく通る、心底悔しそうな藤華くんの声。
その瞬間、どっと教室が沸いた。「なんだよー!」「もー私すごいドキドキしちゃった!」エトセトラエトセトラ。
「んぐ。えっ、私単独勝利?」
口いっぱいのポッキーを飲み込み、目をまん丸にしためぐりの声に、どっと肩の力が抜けて。
「……は。」
「…………っ、とにもぉぉお……」
あたしと悟くんは、べしゃっと机に崩れ落ちた。
たぶん、最初からこーするつもりであたし達のことからかってたってことなんだと思う。冗談でよかったけど、ほんと、タチが悪すぎる。そこだけは怒りたい……けど、今は脱力感がすごいからちょっと休ませて欲しい。
顔だけ上げて藤華くんの方を見てみたら、運動部男子達によってたかって青汁を押しつけられ、「苦っ」とか言いながら渋い顔で一気飲みしている。
けど、あたしが見てるのに気づくと、こっちに視線向けて一瞬ぺろっと舌を出して見せた。うっわ。
どーせあの苦がってるのも多分全部茶番なんだろーな。やんなっちゃうほんと。
なんでめぐりはあんなのと……めぐりだってあんなのがあんなのなことは、あれだけ一緒にいるしわかってるハズなのに、それでも離れないかなぁ~って、心の底から思う。
……まあ。女子達に囲まれてもそもそポッキーを齧るめぐりがかわいかったので。
今日のところはそのかわいさに免じて、諸々のムカつきは納めてやることにした。
藤華くんはもっとめぐりに感謝するべき!!
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